ルテインは、目の中の水晶体や黄斑部などに元々存在している成分で、強力な抗酸化作用を持つ黄色の天然色素です。 緑黄色野菜などに多く含まれており、体内で合成、蓄積することができず、加齢に伴い、減少していくと言われています。紫外線やブルーライトからの光ダメージを緩和し、目を守る働きがあるため「天然のサングラス」とも呼ばれています。 物を見分けるコントラスト感度にも良い影響を与えます。加齢黄斑変性や白内障など、加齢による目の病気の予防や改善に働きかけます。

ルテインのサプリメントを選ぶ際に注意して頂きたいことが2点あります。

①天然のルテインを選ぶ
世の中で販売されているルテインの中には、マリーゴールドから抽出された天然のルテイン（フリー体ルテイン）と石油などの油から抽出された人工のルテイン（エステル体ルテイン）があります。
天然のルテインは、精製に時間がかかるので金額はどうしてもやや高めになりますが、体内に存在するものと同じ形になっているため、体内に吸収されやすく副作用がありません。安心して摂取することができます。
一方で合成された人工のルテインは、精製されていないため脂肪酸というものがルテインにくっついています。脂肪酸のついたルテインは、身体の中で一度分解されてから吸収されるので、どの程度ルテインが体内に吸収されているか分かりません。また天然のルテインと違い、胸焼けや嘔吐など副作用を起こす報告もあります。

次回に続く

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